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オブラート

 

“なんとなく”がゆっくりかさなる 

日々はつづく、と ぼんやりしていた 

それでいい、とは思えなくても 

朝はやがて、暮れていく新しくなっていく 

 

「きみがいなければ、ぼくは笑えない」 

そんなのはただのワガママだと 

わかっていたけど、そう思っていた 

とおく声の響くキャンパスのすみ 

 

今と違う場所での何かが 

膜の向こうぼんやり見えても 

 

空はただ揺れて、青さをかさねて 

だれのためでもなく、ただ広がる 

空はただ揺れるように見せかけて  

色を変えるけど、見て見ぬふりした  

 

なんとなく笑い、なんとなく泣いて、  

なんとなく好きなきみと歩いていた  

 

きみとただいれば、世界は明るく  

広がるばかりなんて思ってた  

ちがっていたけど、そう思えていた  

とおく声の響くキャンパスのすみ

 

 

 

詞/曲 権頭 深

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